絆を太く
96歳の母に会いに行った。
母は兄夫婦の家で何不自由なく暮らしているが、以前から少し認知症が始まっている。
「子供はいるのか?」「結婚できてよかったんな」「ソックス編んであげるけど、何色がいいかな?」と、息子が久しぶりに来たので少し興奮気味に次々と話す。
「今は靴下いっぱいあるからいいよ」と言ったら、母は少しがっかりしたように「そうか・・・・・」と。
あーあ、言わなくてもいいことを言ってしまった、と気付いた。
ヒトは聴くことが苦手です。私もその一人。
以前読んだミヒャエル・エンデの『モモ』に
「ある廃墟となった円形劇場に住み着いた女の子モモは、相手が大人であれ子供であれじーと話を聞いたのです。モモに話を聞いてもらっていると、バカな人もきゅうにまともな考えが浮かび、どうしていいかわからずに思い悩んでいた人は、きゅうに自分の意思がはっきりしたりします。」というようなことが書いてあった。
モモが聞いてくれるだけで、ベッポもジジもニノもニコラも、みんなが幸せになるのです。
人間と人間の絆が細くなっている時代です。親子の絆、家族の絆、夫婦の絆を太くするために相手の話をじっくりと聴こう。傾聴しよう。
「信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」
ローマ人への手紙10章17節

コリントの遺跡、円形劇場もあったようだ

ひょうきんなギリシャの子供たちも歴史(人類学)を学んでる

コメント
母上96歳ですか、小平さんのお母さんの顔良く覚えております。若い頃幾度となく泊まらせていただき、天理様の太鼓で起床したのを鮮明に覚えております。靴下編んでもらって下さい。私の母は77歳で天国でした。悔いの残らぬよう親孝行して下さい。
投稿者: tajima | 2009年06月19日 13:04
そちら高崎の方は寒いから靴下編んでもらってあげますよ。いつになるか分からないが期待していてください。東京に出てきた時会いましょう。
投稿者: kodaira | 2009年06月20日 22:27